カワセミ号と響はそれぞれの道へ [ツーリング日誌]
稲刈りの香りの中
響はカワセミ号でお出かけ~
(鼻炎が出そうな香りですケロ)
今日の響は・・・
この儀式をするために
何時もの裏道で小石原方面へ
小石原を下って
途中で筑前岩屋駅に寄りましたが
線路沿いはすっかり秋だね。
岩屋駅で鉄分と缶コーヒーを補給した後は
日田のトンネル
普通のトンネル?と思って
冒険で入って見たけど
途中で穴が開いてるトンネルでした。
日田から国道に出て
筑後川沿いへ
この道、久しぶりだぁ~
もしかしたら夜明ダムの写真を撮るの
初めてかもしんない。
夜明ダムからしばらく走ると
原鶴の道の駅でその前は
広いヒマワリ畑でした。
ちょうど満開だったので
平日なのに人がいっぱいだよ。
ヒマワリを見た後は原鶴から朝倉の水車
水車の道は寄り道じゃなくて
裏道でよく使う道です。
筑後川の橋を渡って国道を避けて
スイスイ走れる土手の道に出ます。
空が広くてめっちゃ気持ちが良い。
カワセミ号のドルルルルって音がまた
この景色に合うんだよな。
そして
ナビが無いので辿り着くか不安だったけど
野生の勘で見事に目的地に到着。
「カワセミ号、長い間ありがとう」
出発前にショップでナビとETCを外したので
ナビ無し高速無しで走って来ました。
走行距離は[89791km]
7年と6か月の歳月とこの距離が作った思い出は
山のようにあります。
しかしこれからは
新しいオーナーさんといっぱい
思い出を作って欲しいと思います。
「トライスターさん、よろしくね」
と、言うわけで
免許を取ってからしばらく大型に乗って無いので
不安って事でわたしが納車にしに来たのであります。
前からCB1300が欲しいっていうのは
聞いて知っていたので
声をかけたらすぐに決まったよ。
引っ越したので新車はきついと思ってた時に
ちょうど良いタイミングだったみたい。
引っ越したばかりの庭は
もうトロッコの軌道を引いたりして
男のロマンが詰まったお庭になっております。
いや~、坑道好きなのは同じだけど
ここまでやると変態級じゃな。
そのうち本当に斜坑を掘ったりしないか心配だ(笑)
この広い庭でセンタースタンドのかけ方や
各部品の説明などをして
鳥栖駅まで送ってもらいました。
どうか安全に楽しいバイクライフを送ってくださいね。
帰りの電車の中でスマホで
過去のツーリングレポを見返すと
ほんと色々なところに行ってて
車窓も見ずにしばらく思い出にふけってしまった。
東北の上の方と関東方面が走破できて無いのが残念だけど
これだけ走ってもトラブルも無く
素晴らしいバイクと出会えて良かったと思います。
あ、バイクから降りるわけじゃないですよ
次は予想しても絶対当たらないバイクになると思います。
Ψ(`◇´)Ψウヒョヒョヒョ
五島ツーリング3日目(まるっと1日船の上) [ツーリング日誌]
感動の出発編はココ
心洗われる上五島1日目はココ
ダイナミックな大自然の福江島2日目はココ
∑・m= チュンチュン
おはようございます。
五島列島の福江島で迎えた2回目の朝です。
ツーリングは昨日で終わってるけど
船の出港時間が10時10分とゆっくりあるので
その時間までみっちり遊んじゃおうと思います。
なので今日も早起きして昨晩にコンビニ(エブリワン)で買っておいた
朝食を食べます。
サラダコッペ。
あの本家のサラダパンを参考に商品化したらしく
しっかり沢庵が入っています。
沢庵とマヨの不思議な組み合わせが癖になりそうな
パンを食べて朝の福江市街地をウロチョロ。
まずは日本唯一と言われる海城の福江城
幕末の黒船来航に合わせて
築城された新しい城で石田城とも呼ばれています。
石垣とお堀は当時の物ですが
建物は史料館で敷地は県立高校がはいっているみたい。
それほど歴史があるわけではないけど
ちゃんと武家屋敷の通りも残っています。
塀の作り方が独特だね。
観光地化されていないので
とっても静かで良いです。
(早朝だからか?)
各地に残る城下町の風景の中でも
ここは保存状態がかなり良いよ。
ではホテルに荷物を取りに戻って
チェックアウトして鬼岳方面に走ってみます。
島の東南部の海沿いにある
鐙瀬ビジターセンターに行って見ました。
センターの施設はまだ開いてないけど
海沿いに遊歩道があるので朝の鐙瀬の海岸を見てみましょう。
ここも黒潮で南国風な風景になっていますが
その花々の先に展望台がありました。
鬼岳ができる時の噴火で流出した
溶岩の海岸が一望できます。
ここも五島に来たときは是非訪れてほしい場所だ。
展望台からはゴツゴツした溶岩の海が見れますが
反対を見ると福江島のシンボルである
鬼岳が見えます。
上半分が草原になってて可愛い山です。
鬼岳には後で行くので
まずは鐙瀬海岸を散策するよ。
本土とはちょっと違った雰囲気の樹木帯の中に
遊歩道があって足元には
アカテガニとフナムシがいっぱい。
海辺に出ると
岩が溶岩だってよくわかります。
その岩の上にもアカテガニがいっぱい
いらっしゃいます。
とりあえず溶岩の海岸でジドリを・・・
って、ぜんぜん間に合って無いケロ(汗)
(朝は動きがニブイ響なのだ)
鐙瀬海岸の散歩を堪能した後は
鬼岳を目指します。
案内板を探して
登山道へ
鬼岳の中腹まで行くと
広い駐車場がありました。
もちろん登る気満々ですので
少しでも楽をするため
ちょっとだけちびっ子バイクの特権を使わせていただきます。
と、言っても100mくらいなものですが
このハンデが重要なのだ。
最初の丘を登ると
展望台がありました。
普通の市民はここで
鬼岳ピクニックを楽しんでるのでしょう。
めっちゃ気持ちが良いもんね。
でも私は火山である鬼岳の火口が見たいので
見れるところまで登りたいと思います。
めっちゃ登りやすそうでしょ?
ゴールが遠いのも良くわかるので
気分的には楽じゃないけど
昨日の大瀬崎灯台の帰りに比べたら
鼻くそみたいな山だぜ。
おっと、教会で綺麗になった響はそんなお下品な
言葉を使っちゃダメダメ。
長い船旅を控えているので
体力温存ノロノロ歩きで行きたいと思います。
一歩あるくたびに
バッタが飛ぶ山道をテクテク
山道脇に咲くツリガネニンジンなどの野草を
見ながらしばらく登って振り返る、
結構頑張ってるわたし。
そして頂上じゃないけど
最初のピークまで登ると
鬼岳の火口が見れました。
火ノ岳・箕岳・臼岳からなる火山帯の一つの山の鬼岳で
もちろん今は噴火してないけど
火口の北側が崩壊して火砕流がおきた
地形がよく判ります。
その方角を見ると福江空港が見えました。
こうして見ると大きな島だよね。
(1日で楽々回れちゃうケロ)
朝の絶景を堪能して
登って来た道を下ります。
朝露で濡れた草が滑りそうで
登りよりキツかっぱ。
それでは鬼岳から見えていた
福江空港の周辺を散策してみます。
昨日は海沿いばかりでしたので
内陸部分はまだ走って無いんだよね。
鬼岳の外周を廻る道を探して
適当に走ってみると
コンカナ王国がありました。
ホテルを予約する時に
安いビジホが満室でお世話になった
カンパーナホテルとこのコンカナ王国しか
空いてなかったんだよね。
しかし王国ってまだ残ってるんだな。
中に入るとコテージやレストランがあって
ここはツーリングで泊まるんじゃなくて
家族やグループで泊まる場所だね。
とりあえず入り口に立ってるオブジェは
こうして撮るのか?
コンカナ王国を出ると
広い農地が広がっています。
この広い土地で
島の野菜を供給しているのでしょう。
道は空港で行き止まりになったので
福江方面に戻ります。
戻る途中に明星院があるので
島を出る前の最後の寄り道。
教会群のイメージが濃い五島ですが
ちゃんとお寺もあります。
遣唐使の寄港地だったこの島に
唐の国から戻って来た空海が立ち寄ったと言われるお寺です。
んじゃ、名残惜しいけど港へ
福江港のフェリーターミナルに着くと
太古がわたしの帰りを待っててくれていました。
出航は10:10
この五島を近くて遠い存在にしているのが
このまるっと1日を使わないと行けないダイヤでしょう。
行は寝て行けるけど帰りは
昼間の時間しかないのだ。
(人間だけ乗る高速船ジェットフォイルを使えば自由度は増します)
チケットを買って
時間まで売店をウロウロしたり
五島うどん食べて待ちます。
食べ終わると乗船案内が出たので
乗船開始。
もう手順はマスターしてるので
さっさと係員の方にバイクを預けて
陣取り成功!
この場所、も~らいっ!
こんな風に横になってジドリしてたら
ほんとに眠くなって寝ちゃった。
起きたら初日に降りた青方港を出たところでした。
福江→青方→小値賀→宇久と
各島に停まった後は博多港まで暇です。
スマホのゲームをやりまくり
飽きたら寝るを繰り返します。
そしてウトウトした後
なんとなく窓を見ると陸が見えたので
今どの辺を航行してるんだろう?と
先頭のブリッジに出てみると・・・
ヒャ~~~!
大好きな生月島大橋じゃまいかっ!
まさかこの橋を船から見れるなんて
感激です。
じっくり見たいけど
この新造船の太古さんのスピードが速いので
アッと言う間に橋を通り過ぎてい行っちゃいます。
呼子の沖を通って糸島半島の芥屋大門を見ながら
船旅を楽しみますが流石に7時間半乗ってると
次回に乗る時があれば
飽きちゃうこと間違い無しだ。
そして定刻の17:50に博多港に入港です。
あ~、戻って来てしまったって言う感じと
ただいま~って感じがします。
日が傾いた博多港に
再びポコポコーーと言うBlue・bee号の
音が響く。
対岸の港にはコスタ、ファシノーザが停泊中。
デカイ!
全長:290m
総トン数:111.200t
まぁ。わたくしにとってはバイクを積めんのなら
ど~でも良い船だけどね。
後は暗くなった峠を
ゆっくり走って響の夏休みツーリングはおしまい。
天候不順と言う今年の夏のおかげで
ずっと行きたかった島に行くチャンスが出来きました。
暖かいお見送りもあり
島の人とあいさつを交わすほのぼのとした時間や
絶景で感動もした思い出深いツーリングでした。
五島列島のツーリングレポートと言う記事が少ないため
プランニングが難しい島でしたが
今後もし五島ツーリングを計画されてる方がいれば
このレポが少しでも役に立てれば幸いです。
① 道が良いので大型バイクでもOK
② コンビニが極端に少ない代りに自販機はめっちゃ多い
③ 観光用の道路案内は出る方角と出ない方角がある。
④ 教会見学はマナーを守りましょう(お賽銭も忘れずに)
⑤ 迷子になっても島から出ないのでどうにかなる
⑥ 思ったより南国
⑦ 蛇は1匹だけ見た
⑧ アカテガニがいっぱい道に出てるので避けるのが大変
⑨ 島の車はみんなのんびりなので合わせましょう
⑩ ガソリンスタンドはあるがハイオクを置いてないので注意
そんな事を書いてるとまた行きたくなる響なのでした。
五島ツーリング2日目(福江島を走り倒せ) [ツーリング日誌]
<・m= チュンチュン
おはようございます。
福江島で清らかな心のまま目覚めた
響でございます。
今日の五島地方の予報は大陸からの
高気圧に覆われますが気圧の谷の影響で曇が広がりやしいでしょう。
昨日はちょっと暑かったので
曇り程度が丁度いいかもしんない。
ま、晴れ男なんで雨の心配はしなくて良いでしょう。
ツーリングの朝はいつもより早く目覚めてしまうので
あまり騒がしくしないように静かにツーリングの準備をするのだけど
同じホテルに連泊なので
今日の荷物はこんだけ。
とっても身軽です。
地図は無くてもよさそうだけど
三脚はジドリするので絶対忘れてはいけない。
静かにホテルから出て
街を走るけどやっぱり朝が早いので街はガラガラです。
福江城の前にコンビニがあるのを確認していたので
そこで朝食のパンを食べて
福江島の外周を時計回りに巡る作戦で
k165へ
昨日の上五島もそうだったけど
三桁県道でもこんなに快適な道なんだよ。
火山だった鬼岳をグルっと回るような道ですが
その途中で「井穴」と言う案内が出たので
行って見た。
富江溶岩トンネルと言うらしいけど
鬼岳の噴火の時にできた溶岩の風穴らしい。
穴ポコとくればもう入らないわけにはいかないので
ライトを持って来てないけど入っちゃうぞ。
階段を下りると井穴の入り口が見えたけど
なんか閉まってないですか?
金網の戸を引いてみるも
しっかり南京錠が掛かっとる!
もう入る気満々だったのに。
真っ暗な奥まで行く気満々だったのに。
全然ビビッてなんてなかったのに。
仕方ないので入り口だけでも覗いとこ。
地下水が溜まってるみたいだけど
かなり探検隊気分を味わえそうな雰囲気だね。
井穴を出て元のk165に出るけど
再び海沿いへ
富江半島の海沿いにサイクリングロードが通っていて
車両と共有部分を走るとこんな像が!
誰?
(髭がきちゃないですよ)
ちょっと先に行くとトイレがあって
説明版がありました。
江戸時代末期にこの海沿いにある石塁に居住していた
船大工の勘次と言う男らしい。
一度村から行方不明になって
見つかった時はカッパと一緒に築いた
石塁に住んでいたというちょっと変わったお方です。
一緒に指差してる人は勘次さんのお父さんかな?
海を見つめているのは
船大工だったからかもね。
とりあえずイタズラも忘れずに・・・
ちなみに
カッパと築いた石塁はこれらしい ↓
普通の石垣にしかみえんケロ
しかしこの海沿いの道は良いよ。
サイクリングロードなので全部は走れないけど
これ以上のシーサイドは無いって思うくらい
シーサイドロードです。
しばらく走ると潜望鏡みたいな灯台もあったよ。
笠山鼻灯台と言って小さいけど
暗礁地帯を教える大事な灯台なのでした。
富江半島から出て
R384を西へ
途中から大瀬崎方面へ曲がって
k50を走るけどその途中で可愛い教会がありました。
しっかりとした御影石で出来ています。
(マリア像の入り口の目印みたいです)←墓地なので行ってないよ
昨日の中通島と違って
アップダウンが多い道を走って福江島の
一番西側まで来ました。
玉之浦の漁港の近くに
たしかわたしの好きなアコウの樹があるはずなんだけどぉ・・・
目印は大山祇神社ですが
その前にアコウの案内板が出たので
迷うことなく到着。
親切だぞ~、五島!
ちびっ子バイクの特権を生かして
神社の前まで行くと
境内の手前にでっかいアコウの樹がありました。
緯度は福岡とそんなに変わらないけど
黒潮の影響で1年を通して暖かいから
こんな樹が育つんだね。
この玉之浦のアコウも
やっぱり木の下を通れます。
一本の樹でこんな形になるんだら凄いよね。
では樹の精霊にパワーを頂きましょう。
アコウの樹でエナギーをフルチャージして
大瀬崎へ
昨日はサンセットでしたが
今日は白い灯台がちゃんと見えます。
ちょっと霞んでるけど
今からあの大瀬崎灯台まで歩いて行きたいと思います。
行けるかなぁ?
行は下りだから良いけど帰って来れるか
心配だよ。
そんな不安な気持ちのまま
灯台までの遊歩道の入り口へ
灯台まで1.2kmだって
入り口から階段なので
ちびっ子バイクでもインチキはできないので
歩く覚悟を決めます。
序盤は岬などの観光地でよく見るような
遊歩道です
森を抜けると
低木エリアになります。
今まで日陰だったけど
ずっと日向が続きそうです。
予報は曇りって言ってたのに
太陽が出たおかげで暑くなってきたぞ。
海風が厳しい低木エリアになったので
灯台が見えるようになったけど
まだ遠いって言うのも良く見えるので
メゲそう・・・(汗)
さらに下るけど
下れば下るほど帰りが心配になってくる。
(なので戻りの遊歩道のレポは無い)
そしてようやく灯台が目の前に見える
ところまで下って来ました。
か、かっこいい!
映画のロケにも使われるだけの事はあるな。
(映画「悪人」のロケ地)
灯台の前は緑の草原みたいになっていて
上から見たような険しい場所にいるようには思えません。
灯台に行く前に
大瀬崎の断崖も眺めてみましょうね。
たぶんこの道?みたいな先へ行けば
崖っぷちに行けそう。
え~っと
もうこれ以上は行けないな
どれどれ・・・・
ヒャーーー!
超、お尻がムズムズする絶景でした。
今まで人生も含めていろんな崖っぷちに立って来たけど
ここは間違いなく上位に入るな。
そして会いたかった大瀬崎灯台へ
もう感激で涙が出そうです。
だ~れも居ないので
わたしの為だけに建ってくれてるんじゃないかと
都合のいい妄想もしてしまいます。
吹き抜ける潮風の音を聞きながら
座って海を眺めていると
時間がゆっくり流れてる気がします。
ちなみに私が座ってる選ばれしものしか座れない岩はココ ↓
さぁ、岩に座って動かない響ですが
景色に感動して動かないって理由もあるけど
戻る気合を溜めております。
いつまでも先っちょにいるわけにもいかないので
意を決して降りてきた尾根の道を登ります。
写真は無いです。
ハァハァ・・・
カメラを出す元気もねーよ。
ハァハァ・・・
日よけ用のハンドタオルが汗で
どんどん濡れていきます。
ゼェゼェ・・・
なんとかBlue・bee号のところまで戻って
展望台の自販機で水分補給します。
木陰ですべての活動を休止させて体力の
回復を待って
ツーリングを再開。
R384に戻って
島の西側を北上。
しばらく走ると
荒々しかった海の雰囲気が変わります。
頓泊海水浴場
泳がないまでも
パンツが見せれるパンツだったら
間違いなく入っていたかもってくらい綺麗です。
こんなに綺麗な海が九州に存在していたなんて
わたしは嬉しい!
真夏の真っ青な青空だったら
もっと綺麗だったかもね。
この頓泊ビーチから高浜海水浴場にかけての海は
ちょっと別格な綺麗さでした。
海沿いを走る小さな青いバイクと
清くなった響は島の北側へ
その途中にある道の駅遣唐使ふるさと館で休憩。
この福江島はタクシーもそうだけど
レンタカーのEV化が進んでいて
いたるところに無料の充電所があります。
小さな民宿の砂利の駐車場にも設置されてるくらい
かなりEV化に力を入れてるようです。
島の中にいる限り充電切れの心配がないという理由と
全国で一番ガソリン代が高い県と言う条件もあっての
自治体の政策なのでしょう。
本当はこの道の駅でお昼ご飯的な物を軽く食べようと
思ったのですが大瀬崎の登山?がハードだったので
食欲があまりないので
食べずに水分補給だけしてスルーしちゃいます。
道の駅の近くに魚津ヶ崎と言う場所があるので
ちょっと行って見ますね。
まだ咲いてないコスモス園の先にキャンプ場があって
奥まで行くと岬になっていました。
この魚津ヶ崎の海も綺麗。
そう言えばこの福江島に来てまだ
一個も教会を見てないけど
この北部に見たい教会が集まっているので
ちょっと探してみましょう。
岐宿からk31に入って
しばらく走ると五島では珍しく
海沿いじゃないところに教会があります。
[楠原教会]
もう美しすぎて持って帰りたい気分です。
そんなに私のツボにはまる理由は
やっぱりここも鉄川与助氏の設計によるものだからかも。
明治になるかならないかくらいの時期に
もっともキリシタンの弾圧がひどかった場所のようでが
そんな土地に根付いた信仰の心にこたえるような
優しいデザインだともいます。
中央に塔を持たない
鉄川氏の設計では少ないタイプの教会だね。
煉瓦の色も人の手では出せない
年月のなせる芸術的な風合いを見せてくれています。
美しかった楠原教会から再び海沿いに出ると
水の浦教会があります。
白亜のとぉ~っても綺麗な教会だよ。
昭和13年と今まで見てきた教会の中では
比較的新しい教会ですが鉄川組によって改築された
木造最大規模の教会です。
それでは教会巡りの最後になる
堂崎天主堂に向かってk162へ
ヘゴ自生地の北限地を通って
戸岐ノ首の入り江
そこから湾に沿って走ると
堂崎天主堂があるのですが
天主堂の手前のカフェ[BABY QOO]で
軽くデザート的な物を頂きましょう。
マングローブ科みたいな樹の垣根に囲まれた
ちょっとオシャレなカフェです。
立派な垣根の間の入り口から入ると
イモ虫みたいな丸い犬が出迎えてくれます。
ちょっと痩せなよ。
もともとテイクアウトがメインのカフェみたいですが
ちゃんとイートイン用のテラスもあります。
日陰と潮風が心地いいテラスで
フローズンコーヒーを頂きます。
今日のお昼はこれくらが丁度良い感じ。
食べ終わったらすぐ隣が堂崎天主堂でございます。
と、ここで五島の教会群初の有料だ。
ちょっと前の響だったら「タダじゃねーのかよっ」と
言ってたと思うけど
清くなった響はニコニコしながら気持ちよく
300円をお支払させて
いただきました。
五島列島で最初にできた天主堂で
施行はやっぱり鉄川与助さん。
現在はキリシタンの史料館として開放されているけど
陳列棚が並んでいて
教会らしい内部が見れないのがちょっと残念です。
(撮影禁止だし)
この堂崎天主堂で
響の教会巡りは完了です。
小さなエリアにこれだけ濃い内容の
教会群があるのは素晴らしい事です。
世界遺産登録はわたし個人の意見としては中立なのだが
静かなまま今の姿を保ってほしいと思う気持ちの方が大きいかな。
最後の天主堂を後にし
入り江の対岸にあるココへ
やっぱり判りやすいぜ、五島!
島が小さいので
見どころが密集してるので
ちょっと走れば違うスポットに行けるのが良いよね。
では五島に来て3本目のアコウの大木登場です。
[樫の浦のアコウ]
今まで見た3つのアコウの中で
このアコウが一番枝ぶりがデカく見えます。
文句の付けどころのない巨木だよ。
大瀬崎で消耗した体力をここで
充填させてもらいます。
見れば見るほど根っこにしか見えない幹だね。
それではまだ早い時間ですが
島を一周してしまったので
福江市街地へ戻ります。
民家が増えて市街地へ入るところで
神社を発見!
フフフ
普通の神社に見えるけど
奴を見つけたんだよ。
カッパをな
水神様で
このカッパは火事を消した火消し河童だってさ。
初の福江島でもしっかり1日1カッパのミッションを
クリアしたぜ。
スゲーだろっ!
河童を見た後はもうどこにも寄らずホテルに戻って
みんなが待ち焦がれてるサービスカットだ。
明るい時間なので貸切だぜ。
すっきりサッパリした後は
福江のグルメタイムだ。
今日はホテルのフロントマンおすすめの
やぐら寿しへお邪魔。
「らっしゃいっ」と言う寿司屋らしい挨拶を受けながら
カウンターに座って
食べ物を頼む前にやっぱりコレ
キンキンに冷えてる~~!
さぁ、飲むぞ!
喰うぞ!
こうして響の福江島最後の夜は
ふけて行くのでありました。
明日はもう帰る日なので
1日まるっとツーリングレポートと言うのは
これでおしまいですが
家に帰るまでがツーリングですので
明日もちょっとだけ御付き合いくださると嬉しいです。
では、おやすみなさい。
五島ツーリング1日目(上五島で清めろ) [ツーリング日誌]
ブォオオオーーー!
ブォオオオーーー!
ピンポンパンポ~ン♪
「長らくのご乗船お疲れ様でした
本船は間もなく青方港に入港します
船内にお忘れ物の無いようにお願いします。」
こうして私の乗る船は定刻の
5:40に中通島の青方港に到着しました。
普通のフェリーと違ってここが終点じゃないので
降り遅れて次の島に行っちゃう前に
さっさと準備して初の五島の土を踏みます。
まだ夜が明けとらんよ。
とりあえずどっちに行けば良いかわからないけど
青方の街の中心に向かって走ってみた。
走る事2分・・・
港から街はめちゃ近かった。
時間が早過ぎてまだ街は寝てるぞ。
朝ごはんが食べたいので
コンビニを探してると・・・
これって、
コレって・・・
カッパですか?
ヒビッキーも生物学術上かなり
無理なデザインですが
このカッパも生き物としてはかなり
相当無理がありそうだ。
五島はカッパ伝説の多い土地柄らしく
早くも1日1カッパをGETしてしまったゼ。
で、コンビニなんだけど
ね~よ(汗)
聞いたことのないようなコンビニくらいはあるだろうと
思って探したけどね~んだよ。
仕方ないので街の店が開くまで時間潰しに
ちょっと走って来ます。
k170で矢堅崎を目指してると
さすが五島です。
さっそくこんなバス停がありました。
バス停の向かいの斜面に
冷水教会が建っています。
ここは下から見上げただけですが
この教会は私が大好きな鉄川与助さんの設計の教会だよ。
これから幾つの教会と出会えるのか楽しみだ。
そして冷水教会のすぐ先にある矢堅崎
誰もいない展望台からは
海からの目印になっている矢堅目のとんがり岩が
見えます。
昔はここで敵の侵入を見張っていたらしい。
たしかに見張るには最高のロケーションだった。
朝から絶景を見て感動する響ですが
朝ごはんを食べて無いので
今一つジドリに力が入んない。
青方の街に戻るとお弁当屋のほっともっとが
開いていたのでおにぎりが私の朝食です。
椅子もあるし指に付いた
ご飯粒はピンとはじいて海に入れると
なんか知らん小さな魚が食べるので
退屈しないで食べれます。
食べ終わって青方の街を抜けようとすると
洋館を発見!
青方子育て支援センターになってるけど
元は昭和3年に建てられた旧青方村役場らしい。
では朝食も食べたし本格的に回るとするかぁ。
ポコポコポコーーっと
島にBlue・bee号の音を響かせて
大曽教会に行ってみました。
集落があると必ず教会がある五島ですが
その数ある教会でも独断と偏見で
見た目が好きな教会だけを巡ろうと思います。
(全部回ると1日じゃ無理なんだもん)
漁港の向かいに教会が見えたので
海沿いに沿って向かっていくと
今日はやたらと海面が高いです。
(港が低いのか?)
スーパームーンで大潮だから?
(たしかその日は天草地方で高潮注意報が出てた)
漁港をグルっと回って
漁港から細い路地を上がっていく道を見つけたので
これで教会に行けるかな?
小さいバイクだとこんな道の時に
気楽で良いんだよな。
人んちに行き当たっても
持ち上げてUターンできるし。
でも廃墟ハンターの方向感覚は
この程度で迷うはずもなく大曽教会の真ん前へ
[大曽教会]
大正5年(1916年)に鉄川与助さんが建てました。
もう説明版を見なくても鉄川さんの作だって
判っちゃうわたし。
信者たちが身を削った寄付金で
最高の物を作るという教会建築の第一人者としての
プライドと愛を感じずにはいられません。
と、こんな感じで今日はた~くさん教会を見て
腹黒を浄化させるよ。
R384を走って有川港の近くで迷子になってると
海童神社を見つけました。
ここはナガスクジラのアゴの骨を使った鳥居がある
レアな神社なんだよ。
寄る予定じゃなかったけど
迷子中に見つけちゃった。
昔は捕鯨の基地だったんだろうね。
わたしも小さい時にかなりクジラのお世話になったので
敬意を表しておきましょう。
本殿は階段を上がらないといけないみたいなので
このクジラの骨を見るだけに
しておいてあげましょう。
怖そうな猫もいるし・・・
この有川で国道は終点になるので
ここから先はk62へ
県道になってもずっとこんな快適な道なんだよ。
道がすげ~ぞ、五島!
その途中の野首鼻からの眺め ↓
ちょっと霞んでるけど
海が綺麗だよ。
海がすげ~ぞ、五島!
野首鼻からさらに東へ行くと
頭ヶ島に渡り島の行き止まりまで行くと
上五島空港でした。
廃墟?と思ったけど休港中らしく
ガラ~ンとしてるよ。
ちょっと街から離れすぎてるので
便利が悪そうだもんね。
空港がショボイぞ、五島!
そして頭ヶ島の目的地に到着。
海が綺麗過ぎて頭がクラクラします。
その海を静かに見つめる石造りの教会
[頭ヶ島教会]
世界遺産登録のリストにも入っている石造りの教会で
大正8年(1917年)で建てられ
設計はもちろん鉄川与助氏によるもの。
教会で浄化されどんどん腹黒響から
良い人響に変身中。
最後は歩く好感度と呼ばれる人物を目指すのだ。
んじゃ先へ・・・
頭ヶ島大橋を渡ると
交差点で「龍馬ゆかりの地」と言う
案内を見つけたので行って見ます。
五島に龍馬?
坂本龍馬は大好きなので
色々と本なども読んで知ってるつもりでしたが
五島にどんなゆかりがあるんだろう?
五島の沖を見つめる龍馬
亀山社中時代にグラバー商会から購入した
ワイル・ウェル号がこの五島沖で
池内蔵田を含む12名と共に沈没してしまって
後に龍馬はこの地に鎮魂のため立ち寄ったらしい。
上五島の沖だったんだね。
知らなかっぱ。
わたしも龍馬さんと一緒に鎮魂の意を込めて・・・
五島の歴史は深かった。
では、そろそろお腹が空いたので
五島名物を食べましょう。
再び有川まで戻って
判りやすい看板を目指します。
ほら・・・
わかりやすいでしょ?
五島うどんを食べたいので
竹酔亭にお邪魔しました。
ちょっと暑かったので
ザルでいただきます。
そうめんと同じような手延べで
つるつるしてて歯切れの良い腰が
めっちゃ美味しいよ。
汁の出汁がアゴ出汁みたいで
ちょっと甘くて独特です。
ウマいぞ、五島!
食べ終わった後は
この竹酔亭からすぐのところにある
鯛之浦教会にも行ってみたよ。
朝の冷水教会が木造で
大曽教会が赤煉瓦。
さっき行った頭ヶ島教会が石造りで
この教会は木造と赤煉瓦の組み合わせです。
幾つも教会を巡っていても
飽きさせない五島の教会群でございます。
何度も建て替えを経たのち
昭和54年に長崎で被爆した浦上天主堂の
被爆煉瓦を鐘楼に使用して建てられた教会です。
鉄川さんじゃないので
今までとちょっと雰囲気が違うでしょ?
ミッション系の学校に見える。
回りに建物があって
あまり眺めれる場所が無かったので
ここから拝んでおきましょう。
そして再び朝コンビニを探してウロウロした青方へ
島が小さいのでどうしても同じ場所を通っちゃうんだよ。
でも朝見たカッパの所の
かんころ餅が食べたかったので
ちょうどよかっぱ。
ネッチリモッチリで甘くておいしい!
お土産用のかんころ餅は中身が入ってないソリッドな餅ですが
個人で作って売ってるこのかんころ餅は
中に餡子が入っていました。
食感や味は干し芋に似てるかな?
さんざんウロウロした青方とは
ここでお別れ。
これから中通島を一気に南下して
島の下へ行きます。
大移動はとっても快適なR384で
ちなみに中通島の国道はこのR384だけ。
わかりやすいぞ、五島!
その途中
廃校になった学校を見つけたので
一休みしましょう。
ちょっと眠気がくる食後の昼下がりですので
運動場で軽く運動を
響流なのでもちろん浮きながら・・・
子供がいなくなった
校庭の時計は5時11分を指したまま。
平屋の長ヒョロイ校舎の入り口は
なんだかやたらと南国チックでございます。
統廃合により平成10年で廃校になったみたいだけど
目の前が真っ青な海と言う
絶景な学校なのでした。
上荒川小学を出た後は
国道からちょっとだけそれて福見教会へ
海沿いの静か~な教会でした。
この福見教会で本日の教会は
全部消化です。
ほんと素晴らしい教会群でした。
福見教会から走る事数分で
福江島までの船が出る奈良尾港です。
でもフェリーの時間に余裕があるので
奈良尾周辺を観光するよ。
フェリーターミナルからちょっと走ると
奈良尾の市街地です。
その住宅街の中にわたしの大好きなアコウの樹が
あるんだよ。
国内で見れる好きな樹木ベスト5に入る
樹でございます。
(他にはカツラ・白樺・ガジュマル等が入っております)
アコウの凄いところは
なんたってこのグネグネ感でしょう。
一本でジャングルみたいな木です。
下だってくぐれちゃうぞ。
でっかいよ~!
時計を見るとまだまだ時間に余裕があるので
米山にも登っちゃうぞ。
海沿いの比較的なだらかな道ばかりを走って来たけど
本日初の山道です。
グイグイ~~っと登って行くと
頂上付近の駐車場で行き止まり。
ここから先は
歩けって事か?
イヤ~ン
階段ばかりじゃないか。
(明日はもっとヘロヘロになるところに行く事になるのに)
やっと残暑と呼べるような陽気の中
汗をかきながら展望台へ
マイナーな香りがしていたけど
予想外に立派な展望台でした。
眺めは・・・
ヒャッポーーー!
対岸は若松島ですが
とっても複雑な地形です。
奈良尾港の方を見ると
上りのフェリーが入港するところでした。
ずっと眺めていたい風景だったけど
下りのフェリーの時間が近づいたので
フェリーターミナルへ移動。
チケットを買ってオブジェでジドリ
マグロだな。
では船が入港したので中通島とはこれでお別れです。
またいつか上陸する日まで
さようなら~~~!!
島民の足のようなフェリーは
手際よくさっさとバイクを固定されて
手荷物を分ける暇もなく客室へ誘導されました。
1時間半程度の短い船旅です。
チケット代は原付2種を積んで2390円
昼寝をしてるともう福江港って感じ。
入港のアナウンスで起きて
下船準備をして福江島に初上陸ぅ~~!
福江港の近くのホテルを取っていたので
場所だけ確認して走り足らないので
明日のツーリングの下見ついでに日没まで
走れるところまで走って見ましょう。
とりあえず島の大きさを知るため
島を横断して大瀬崎へ
荒々しい断崖が続く先に
大瀬崎灯台がありました。
明日も来るけど
大瀬崎のサンセットが見れてよかっぱ。
大瀬崎沖に沈もうとする夕日を見ながら
ホテルにチェックインの電話を入れる。
「今、大瀬崎ですのでこれからホテルに向かいます
何分くらいかかりますか?」(響)
「ご連絡ありがとうございます。
大瀬崎からだと1時間弱くらいだと思います
お部屋の方は用意してございますので
お気をつけていらしてください。」(ホテルマン)
だって。
適当に走っていても福江市街地までの道路案内が出るので
迷う事なくホテルに到着。
35分くらいしかかからんかったケロ
(島の人はゆっくりなんだよ)
今回お世話になるのは
福江市街地にあるちょっとお高いカンパーナホテル
安いビジホで良いんだけど
公共工事か何かでどこもいっぱいだったんだよ。
1泊素泊まりで8000円だけど
部屋が広い和室なのでかなりゆったりできます。
ではお決まりパターンみたいな料理の
ホテルの食事はとらない旅スタイルなので
地元の人に人気の居酒屋を聞いてテクテクと
レトロな感じの商店街を歩きます。
教えてもらった路地へ入っていくとありました。
居酒屋「誠心」
まずはコレから ↓
五島らしくマグロとキビナゴの刺身もいただきます。
本当はハコフグが名物なので
頼みたかったけど今日は数が少なくて
もう切れちゃってた。
(一品で2800円もするので切れてて良かったかも)
あ、五島牛もお願いします。
後は適当におつまみ料理を追加して食べて
2杯目のビールを飲み干したところで今日はここまで。
明日もまだ見ぬ五島が私を待っているので
おやすみなさぁ~い。
明日も清められた綺麗な響が走ります。
[つづく]